メディア・リテラシー「報道に対する十ヶ条」

fury2005-12-15




昨日のエントリの最後に書いた「報道に対する十ヶ条」


だが、おもしろい内容なのでもう少し掘り下げてみようと思う。


まずメディアリテラシーとは何か。


情報およびその周辺に対する読み書き(処理)能力、の意。メディア・リテラシー

広義には「携帯電話やインターネットの使い方」という、ハード・ソフト両面でのマニュアルあるいはルール・マナーの認識も含まれるが、一般的にはマス・メディア(TV・新聞・雑誌)が提供する情報に対する、受け手側の判断や判断能力、という意味で使われることが多い。


ここでは、最後の「マス・メディア(TV・新聞・雑誌)が提供する情報に対する、受け手側の判断や判断能力」


と言う点が重要になる。


なぜなら朝日新聞の記事をまともに受け取ったり、


NEWS23の内容を真摯に受け止めては大変なことになるからだ。


(今日もバカなことを言っていたが…)


そのメディアに対する判断能力を養う為に重要なポイントとなるのが、


昨日挙げた「報道に対する十ヶ条」である。



1.情報を流して得する人を考えてみましょう。


2.可能な限り情報のソースを確認しましょう。


3.コメントはその人の意見であって事実ではありません。


4.片寄った意見はなんらかの裏があるはずです。情報だけを見るようにしましょう。


5.2つの意見があるとき、マスコミの誘導に載らない決断力を持ちましょう。


6.雑誌や番組のタイトルや見出しに惑わされず、中身を見るようにしましょう。


7.意見の偏りやその人の専門を見極めるために、情報提供者の名前を覚えるようにしましょう。


8.メディアの人間がアクシデントに対しどんな対応をするか見極めましょう。


9.メディアは知っていることすべてを報道するわけではないことを覚えておきましょう。


10.大勢が判明するまでなにかを語ることは避けましょう。




高校の時の、女たちの派閥争いを考えて頂ければ理解しやすいだろう。

A:クラス女子最大派閥のリーダー的存在。彼無し。
B:転校生で、クラスのアイドル的存在。他に友人がいるのか、派閥には属さず。
C:派閥の工作員1。彼氏あり。
D:派閥の工作員2。彼氏あり。
E:派閥構成員。
F:派閥構成員。
G:あなたの幼馴染。クラスのどの派閥にも顔が利く。情報屋。
H:クラス男子。Bに振られ、逆恨みをしている。Aがこれに接近。



こういう事態は、あなたが高校生の時、いくらでも目にしたはずだ。


ここで考えるに、Aは、Bが気に入らないに違いない。


そこでBに思い知らせてやるためにAは何を画策するだろうか。


クラス男子の中でBの評判が落ちれば、Aにとってはしめたものだ。


クラス内での派閥の影響力も増す。


そこで行われるのはやはり、ネガティブキャンペーンである。


あなたを仮にクラスのイケメングループの構成員としよう。


あなた達は「Bを落とせたらイイナァ」と常日頃から考えている。


そこにCが現れ、
「Bちゃんって援交やってるらしいよ〜。Dちゃんが見たらしいもん。Bちゃんって最悪〜。そんなんする人信じられなぁい。」
と言った。


あなたは「あんなかわいい顔をしてそんな事を…」と思うだろう。


場面を想像して股間を膨らませている暇はありません。


周りを見渡せば、クラスはその話題で持ちきりです。


ショックを受けている者、軽蔑の眼差しでBを見る者。


クラスは今、混沌とした状況にある。


ここで確認しなければならない事がある。


「1.情報を流して得する人を考えてみましょう。」

ショッキングな情報にあなたは打ちのめされるかもしれない。


しかし、この事によって誰が得をするのか、それを検討する必要がある。


まずは、情報集めです。色んな所に顔が利き、様々な情報が入るGにAとBの関係を聞いてみましょう。



「Bが転校してくる前は、A達はモテていたなあ。クラスを仕切っていたし、顔もまあかわいいし。でもセクシーさを兼ね備えたBには勝てない。」

「Bが転校してきてから、A達の存在感は薄まっているなあ。A達が決めた方針に男子の後ろ盾を得たBが文句を言うようになってから、A達は大手を振って行動出来なくなっている。」

「もしBが男子にモテなくなったら… でもCもDも彼氏がいるし、得にはならない。もしかして、C、DはAの命令で動いているのかも。」



これはいい情報です。Bが援交をしているなどという、社会的信用を著しく低下させるような噂を流布し、Bに対する男子の眼差しを、羨望から軽蔑に変える。

これで得をするのは、Bの人気の為に求心力を失っているAなのです。

C、Dが彼氏あり、という点にも着目する必要があるでしょう。

彼女達はBに対して個人的な利害関係が無い。

しかしAが率いる派閥の構成員である。この場合、Aが放った間者である可能性も視野に入れる必要があるでしょう。



次に、 
「2.可能な限り情報のソースを確認しましょう。」


あなたはこれを確認しなくてはならない。


そんな噂話を聞いたら、すぐさま情報提供者に対して、


「誰に聞いたんだ?」と訊ねてみましょう。


この場合なら情報提供者はCです。そして彼女は「Dが見た」と発言しています。


Dにも、確認を取りましょう。


Dは私見たわけじゃないんだけど〜。前にEとFとしゃべってた時Bって何でシャネル持ってるの、って話になったわけ。それで援交してるんじゃないのって噂してたから、オッサンと歩いてるのを見て、そうだって思ったわけ。」


どうやら、かなり不確定な情報ではないか、と言う事がわかってきました。


「見た」と言ったDが、Bがオッサンと歩いているのを見ただけで、噂話を元に援交だと判断しているようです。


E、Fにも訊ねると、


「確かにそういう噂話はしていたけど、本当にそう思って言ってたんじゃない。その話してた直後にこんな噂が流れたから心配してて…。またAちゃんがとんでもない事してなけりゃいいけど…」


どうやらAは、前にもこういった工作活動をした経歴があるようです。事実ではない可能性が高まってきました。


するとHがやって来ました。

「Bは最悪だ!俺の気持ちを踏みにじりやがったんだよ!あんな最悪な女はいねえ!」


Dもそれに同調します。

「そうそう、しかもあいつ、援交してるんだよ。最悪じゃね?ギャハハ」


「そうなのか?なんて最悪な奴なんだ!俺はキレたぞ!」


「おいみんな!Bは最悪な女だぞ!みんなも気をつけるんだ!」



あなたはここで流されてはいけません。


「3.コメントはその人の意見であって事実ではありません。」

「4.片寄った意見はなんらかの裏があるはずです。情報だけを見るようにしましょう。」

「5.2つの意見があるとき、マスコミの誘導に載らない決断力を持ちましょう。」

「6.雑誌や番組のタイトルや見出しに惑わされず、中身を見るようにしましょう。」




「Bは最悪の女だ」


援交をしているという噂が立つくらいです。


その「見出し」に惑わされ、最悪な女か、と思ってしまうかもしれない。


しかし、中身をしっかり見れば、

「最悪な女だ」というコメントはHの意見であって事実ではありません。


しかもいきなりそんな意見をいうのは異常です。


今まで得た事実だけを信頼しましょう。


また、Dが追い討ちの如く「援交をしている」と言います。しかしE、Fから得た情報もあります。


Dが第一の情報発信者ですが、誘導には乗らないようにしましょう。


そして、



「7.意見の偏りやその人の専門を見極めるために、情報提供者の名前を覚えるようにしましょう。」



Hはいきなり

「Bは最悪の女だ」と突拍子も無い意見を言いました。


Hの事をGに確認してみると、

、「Hは最近Bに振られて逆恨みしている。AがHに擦り寄ってるらしい。」


とのことでした。


Hは気付かない内にAの工作活動に加担させられていた可能性が出てきました。


やはり、視野の狭まった意見を言う人には、何らかの裏があるのです。



すると、別のクラスからBの友達がやって来て、

「Bは援交なんてしてない!あのおじさんはBのお父さんよ!BはAにハメられたの!ほら、これが証拠よ!」


と言って、Bの家族が楽しげに団欒する様子が写された写真を見せました。


ここで注意すべき事は、


「8.メディアの人間がアクシデントに対しどんな対応をするか見極めましょう。」


ということです。


A、C、Dを見ると早退をすべく急いで帰る準備をしています。


国外にでも逃亡するつもりでしょうか。


クラスの世論を煽った事に対する説明責任は果たしそうにありません。


煽るだけ煽って、自分達の都合が悪くなると逃げ出す。


結局彼女達はBによって名誉毀損の罪で告発されました。


これが扇動者の結末です。


E、Fは「やっぱり…」


と重い口を開きました。


「私達、この事知っていたんだけど、巻き込まれるのが怖くて黙っていたの… 関係ないけど、Dに彼氏はいないわ。」


何ということでしょう。E、Fは事実を知っていたのです。


「9.メディアは知っていることすべてを報道するわけではないことを覚えておきましょう。」


流石の情報屋Gにも、間違った情報はあったようです。


H君も「最悪な女だ」と叫んだことについて決まり悪そうにしています。


これは、

「10.大勢が判明するまでなにかを語ることは避けましょう。」


これの良い教訓になりそうです。


…クラスには平穏が取り戻されたとさ…


実際のメディアを考える際、

Aを中共や朝鮮、Bを日本、そしてCやDを朝日新聞だとかTBS、共同通信など、Gをインターネットや海外の通信社、Hを市民団体、EFは適宜読売や産経などその他メディアに置き換えて頂きたい。




「中国人による犯罪が増えている」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「パチンコの売上金は北朝鮮に流れている」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「警察は人権侵害をしている」

そう思われると、得をする人間がメディアにいるのです。

「公務員は全員税金泥棒だ」
そう思われると、得をする人間がメディアにいるのです。

「芸能界は創価学会に侵食された」

これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「この犯罪者は在日だった」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「この犯罪者は創価学会員だった」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「市民団体は左翼過激派だ」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。
従軍慰安婦は嘘だった」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

南京事件は嘘だった」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

「強制連行は嘘だった」

これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

創氏改名は強制ではなかった」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

中共と朝鮮以外は親日国だ」
これを知られると、困る人間がメディアにいるのです。

 
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  目を開いて、真実を見よう。


頭を使って、情報を選ぼう。


口を使って、敵を追い出そう。