インターネットに於ける保守の輪〜2ch考〜

fury2005-10-14



 昨今、インターネットを介して行われる議論は概して、保守化していると言える。改憲派、嫌中・嫌韓派、反創価派、反部落(利権)派。果たしてあなたはこれらの思想の中で、どれに共感するだろうか。「全て賛成」という方もおられるかもしれない。そのように、これらの思想を包摂し、blogを開設しその主張を行う人々は相当数いるのではないかと思われる。


 また、blogだけではなく、前号でも引用させてもらったが、某巨大掲示板2ちゃんねるでもその傾向は顕著である。「嫌韓厨」と呼ばれ、何の脈絡も無くただ単に「チョン氏ね」等と発言する愉快犯、所謂「荒らし」もいるのは確かだが、2ちゃんねるに於いてはかなり学術的な議論も行われており、そこでは、書き込む者に対してかなりの論理性が要求される。つまり自らの主張について、筋の通った議論が出来ないと、その主張は全く相手にされない。「うざい」「きもい」等の、自らの感情をも自らが理解できていないような「感情語」が罷り通るリアルの世界とは大違いである。 「日本語が乱れている」と言われて久しいが、果たしてそうだろうかと思える程である。それと同時に礼節といったものも重要視され、何らかの情報を得たい時に「〜ってなんですか?」と書き込んだとしても「ググれ」「ROMれ」と言われてお終いである。また、何らかの便宜を図ってもらった時もそれに対する謝意の表明をしなければ、罵詈雑言のオン・パレードであるところの「叩き」があなたを待っている。ここでも、「日本人は恥や礼を忘れてしまった」という議論に対し、疑問符を呈さざるを得ない。

 上で「学術的な議論」と述べたが、他のマスコミ媒体からは決して得られないような、「真実」がインターネットには存在する。デマも多いため全ての情報を妄信的に信じるのは正しいとは言えないが、得られた様々な情報を見直すにつけ、もしインターネットが無かったら…と空恐ろしくなる。


 また、掲示板だけでなく、リンクを介した「保守の輪」といったものも、序々にではあるが広がりつつある。皆さんは下のリンクコーナーが密かに増えていたのにお気づきだろうか。私も微力ながら参加しており、皆さんに紹介しようと思いながら中々出来なかったのでこの機会に。



日本再生ネットワークhttp://homepage2.nifty.com/ikaruga/new_page_9.htm


その言葉を引用させて頂くと、


「自らをはぐくみ育ててくれた国を「愛する」と言えば、「右翼」と呼ばれ、
その国を守りたいと言えば「軍国主義」と呼ばれる。
政治家や教師は、国民に対しては自国を犯罪国家であると教科書で教え、
その歴史観に立って謝罪外交を繰り返し、
あげくの果ては自国民を不法にも拉致している犯罪国家に対してさえ、
その救出をするどころか、食糧援助までして差し上げる、
誠におめでたく、情けなく悲しい国、これがわが祖国「日本」の現状であります。
もはやこの国には憂国の士はいないのでしょうか。
いや、心の中だけの愛国者はいるかもしれないが思いは表現しない限り、
永久に無きに等しいのかもしれませんし、
かかる愛国者は何万人いても、まったく国は変わらないように思います。
一人でもいい。
表現する人、動く人が、今こそ必要なときはないと思います。
たとえ一人であっても、具体的行動は確実に具体的結果をもたらします。
我々は、思想信条それぞれの所属団体の枠を超え、
この国を愛し、国の再建のためにそれぞれの許せる範囲内で動く愛国者を求めています。
そして、将来的には、地方議員や首長の輩出を目指し、
平成の維新を実現したいと念願しております。
各地に点在する、動く有志が線で結ばれた時、
それは間違いなく、具体的な祖国再建への歩みになります。
ささやかでも結構です。
共に行動しましょう。
そして、愛する祖国「日本」を再建しましょう。
多くの方のご参加を心よりお待ちしております」



日本再生ネットワークさんは、朝日新聞不買運動(※詳細は日本再生ネットワークへ!)からその存在を知る事となった。朝日新聞不買運動については、当初ネット上の有志が行っているものと思っていたのだが、こんなに大きな保守系組織が行っているとは思ってもみなかったし、力強い限りである。

事務局長のいかるがさんにはお世話になっております。この場を借りて御礼を。


「★★★ 桜 魂 ★★★」http://nippon7777.exblog.jp/
 
 その「日本再生ネットワーク」さんが運営しておられるブログである。私のような不精ブログとは違い、ほぼ連日、かなりの情報量を以て更新しておられる。

 「百聞は一見に如かず」保守を自負する者ならば、この二つは要チェックである。